早いもので今年も残り3ヶ月を切りました。今年を振り返ると(少し早いですが)、「環境にやさしい」という言葉の意味を改めて考える一年でした。薬剤に頼り切らず、髪本来の美しさを引き出すことを大切にして、
カットや着付けなど、ケミカル薬剤を使わないメニューにも力を入れ、できるだけシンプルな形でお客様に向き合うようにと考えたり、詰め替えを導入したり・量り売りなど容器の再利用・天然素材の選定など、やってみるほどに「これは環境のためになっている?」と考える機会も増えました。
⚪︎詰め替え用パウチは軽量だけれど、実はリサイクルが難しい素材。⚪︎「サステナブル」と言っても、輸送距離が長ければCO₂排出が増える。⚪︎植物ハーブシャンプーは粒子が大きくて水道管詰まってしまう、など。
思い返せば、西北で“ハサミと油 ててなな”をしていた頃、アーユルヴェーダのシロダーラをメニューに取り入れていた時期がありました。心身を整える脳のマッサージと言われる施術でしたが、ふと、このたくさん使うオイルを、どう処理すれば環境にやさしいのだろう?(今はフローラルウォーターベースのハイドロダーラ)
環境に良いことを選択してるつもりでも、別の側面では自然に負担をかけていたり、
天然素材やオーガニックが必ずしも“正解”ではなく、人が研究し生まれた便利なものを一概に“悪い”とも言えずできるだけ多角的に見て納得のいく選択をすることの難しさを感じた1年でした。
もうひとつ感じるのは、人も自然の一部だということ。
誰かを思いやったり、心地よく平和に過ごせる関係を育てることも、広い意味では環境を守ることにつながっているのかもしれません。髪を通じて良い気分を持ち帰っていただけるような場所であれるように問いながら毎日新しい気持ちで頑張りたいと思います。
今年はナンバースリーのカラー剤が↓もっとさらに薄くなり資源として毎月回収に来てくださって心が少し軽くなりました。人が手間をかけること、できる範囲でできることをするって自然。
テテノアで毎日使う洗剤はシャボン玉石けんの粉で、冬は2,3時間溶かして過炭酸ナトリウムを足して使用しています。だから冬は大変です。液体に変えようかな。おすすめがあれば教えてください。
というわけでまとまりのないテテエコblogになってしまいました。







